卒園アルバムづくりと、「シュテルン」のつくりかた。その2

(その1の続きです)

でも、「シュテルン」がやりたいことも
この「アルバムづくりの手法」に近いかもしれない。
と思ったりしました。

卒園アルバムが
「アルバムづくりのために写真を撮りためる」のではなく
「集まった写真から何とかアルバムの形をつくる」ものであるように

シュテルンは、
「何かをやるために人を集める」のではなく
「集まった人たちで、何かをつくり出す」ものかな~と。

「とりあえず地域の働くママと家族で集まってみる」ことには、
もちろん「働くママたちが、時間の乏しい中で、
地域内でのネットワークをつくり、深める」という大テーマはあるけど、

その中でできること、その先に生まれる意味は
やりながら考える。

「何かをやるために人を集める」のは、
ちょっと、わたしのやりたいことと違うんですよね。
趣味や好みで結びついたサークルを運営したいわけではない。

また、営利でやっているわけじゃないし
時々楽しそうなことをやって、ワッと盛り上がって終わり、が目的ではない。

「集まった人と楽しむために、何かをやる」のは
むしろやりたいことなんですけど。

(わかりにくいかなーーーーー)

具体的な「何か」をすることが目的でなく、
共通点さえ「同じ地域に住んでいる(働く)ママ」くらいのうっすらとしたもので
性格や趣味なんかもちろんバラバラでも
集まれば楽しい、ということ
地域のつながりの「素(もと)」になるかもしれないということ

具体的な「何か」を目標としていないので
手間がかかり、手軽な達成感は、得にくいかもしれませんが

皆で会って、特に意味もない話をすることの意味と楽しさは
誰に言われるまでもなく、わかっていることだと思うんですね。特に女の人は。
だから「集まりましょう」と言うだけで、それなりに集まれた。

とは言えその形で、1年継続できましたし
これからは、「社会的な意義」を創出する方向を
少々探っていくタイミングかな、とは思いますが。

目的や意味は、わたしたち運営側が設定(限定)してしまわず
集まった人たちから出てくる力を信じて
少しずつ吸い上げて、広げていきたいと思います。


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